評：渡　辺　雄　彦

講評　　
本物の鳥の羽根を一枚一枚ていねいに接着し、全体を一羽の鳥として、うまく作り上げています。
今にも飛出しそうなフォルムの造形力は見事です。

評：浅　野　治　志

●　宮城県共同募金会長賞　　 　題名「良寛の言葉」（書）
千代福祉会 書道クラブ　　　近藤　歌子　作

講評
ひと文字ひと文字を丁寧に書きながら後半二行のたたき込む充実感、かたまりがすばらしい。
言葉を書いたところも高く評価いたしました。　

評：加　納　鳴　鳳

●　河北新報社賞　　　題名「肉食動物が草食動物を追いかけているところ」（絵画）
仙台市立山田中学校　　　野田　篤史　作

講評
それぞれの動物をよく観察して描いており、その表情まで描こうとしているのがすばらしい。
画面全体を見ても、形や色の使い方や配置まで、画面にリズムを与えている。

評：渡　辺　雄　彦

●　絵画の部 　金賞　　　題名「建物のじぶん」（絵画）
仙台市立七北田中学校　　　齋藤　聖友　作

講評
淡い色の中に線を生かした表現はこれまで余り見かけない独自のものですばらしい。
優れたセンスを感じる。

評：渡　辺　雄　彦

●　絵画の部 　銀賞　　　題名「Sの粘土」（絵画）
栗原市立金成中学校 　　　羽鳥　怜里　作

講評
渦巻き状の形と青い色、そしてバックに違った青色のハーモニーが美しく、今までにない魅力ある表現になっている。
材料が粘土であるというのも、絵画表現としては面白い。

評：渡　辺　雄　彦

●　絵画の部　銅賞　　　　題名「さとうたかし」（絵画）
千代福祉会絵画教室 　　　佐藤　　隆　作

講評
題名が自分の名前であることから自画像と思われるが、表面を写したものではなく、内的自画像というもので、力強い新しい表現が魅力となっている。　

評：渡　辺　雄　彦

●　工芸の部 　金賞　　　題名「好きなかたち」（工芸）
なのはな会こまくさ苑 　　　谷藤　　睦　作

講評
何匹もの蛇が絡み合っているかのような不気味なかたちと釉薬の色が関係し合って、とても面白いと思います。

評：浅　野　治　志

講評
一つ一つの動物が、それぞれ表情豊かに作られています。
どのカタチにも個性があって、動物がささやきあっているようです。

評：浅　野　治　志

●　工芸の部　 銅賞　　題名「一年の思い出」(工芸)
なのはな会はまなす苑 　　　酒井　拓磨　作

講評
とても落ち着いた色の組み合わせで、全体としてみるとモダンな感じの作品になっています。
実際にマフラーとして使ってみたくなるような作品です。

評：浅　野　治　志

●　 写真・書道・その他の部　 金賞　　 題名「結ぶ光」(写真)
仙台市立五橋中学校 　　　鈴木　舜世　作

講評
大胆に取り入れた、木のシルエットと背景の空の雲模様は画面に深味を増し、太陽のダイヤモンドが止めとなりスケールの大きな作品になっています。

評：竹　内　　　正

●　書道・写真・その他の部　銀賞　　題名「ニーチェの言葉」(書)
千代福祉会書道クラブ 　　　高守　浩子　作

講評
ずっしりと重量感のある文字がうごめいていて動きが加わり存在を主張しています。
行の高さを変えたところも効果的でした。

評：加　納　鳴　鳳

●　 書道・写真・その他の部　 銅賞 　　題名「古の道」(写真)
仙台つどいの家 　　　菊地　愛子　作

講評
路地の何でもない風景を赤に樽をポイントに情景を描写しています。上部白い布の揺らぎが、動を出して新鮮な印象を与えています。
上部の白い部を半分位カットすると更に広さが出るでしょう。

評：竹　内　　　正