不動明王に対する作者の思いを納得するまで描き続けた作品で、充実した優れた作品である。

評：渡　辺　雄　彦

講評　　
二匹のワンちゃんが寄り添うように制作されたこの作品、紙粘土を素材にしっかりと造形されています。表面には毛並みが一本、一本丁寧に描かれてワンちゃんの毛を思わせるような表現ができています。

評：浅　野　治　志

●　宮城県共同募金会長賞　　 　題名「国旗とエンブレム」（絵画）
ぞうさんの家　　長瀬　　瑠生　作

講評
万国旗に近いいろいろな国の国旗に興味を持ち、それぞれの国旗を紙だけでなく、器や他の物にかき、それら全体を金網を使ったり、表現方法にも工夫が見られる佳作である。　

評：渡　辺　雄　彦　

●　河北新報社賞　　　題名「クラゲ」（工芸）
ぞうさんの家　　武藤　歩夢　作

講評
非常にカラフルな毛糸のそれぞれが有機的な生物となって「クラゲ」を表現しています。毛糸を生物の触手として表現したところが素晴らしいと感じました。

評：浅　野　治　志

●　絵画の部 　金賞　　　題名「花火こうえん」（絵画）
宮城県障害者福祉センター　　白鳥　樹 　作

講評
花火を見た時の感動を、色や形やえのぐの厚ぬりなど、表現方法をいろいろ工夫した迫力のある作品である。

評：渡　辺　雄　彦

●　絵画の部 　銀賞　　　題名「龍」（絵画）
千代福祉会　絵画教室　　我妻　清　作

講評
「龍のおとし子」にも見える形を、色を変えたりしながら独自の造形感覚で描き上げた新鮮な作品。

評：渡　辺　雄　彦

●　絵画の部　銅賞　　　　題名「春色のツリー・２０２４」（絵画）

千代福祉会　絵画教室　佐藤　隆　作

講評
堂々とした筆運びで、一気に仕上げた佳作である。　

評：渡　辺　雄　彦

●　工芸の部 　金賞　　　題名「布花「象」」（工芸）

地域生活援助センター　ポレポレ 　菅井　せつ子　作

講評
ひとつ、ひとつ、愛情を持って作られた花がまとまって一つの大きな絵となって象の顔を表しています。象の表現としても面白いし、押し花の集合としての画面が美しいと思います。

評：浅　野　治　志

なのはな会　はまゆう　喜多尾　智枝子 　作

講評
多彩な色の毛糸で表現された魚でしょうか？水槽の中で自由に泳ぎ回る魚が面白く表現されています。

評：浅　野　治　志

●　工芸の部　 銅賞　　題名「花と器」(陶芸)

aRt laboratory sendai　　ＡＮＤ ＹＯＵ 造形クラス　作

講評
花の一輪一輪が優しく丁寧に表現されて花が咲き誇っているようです。

評：浅　野　治　志

●　 写真・書道・その他の部　 金賞　　
題名「デート」(写真)

千代福祉会　ますみ学園　井場　直美　作

講評
しっかりしたイメージを持って撮影している点が評価されます。コンクリートのパターンの冷たさが影により暖味が感じられます。左上のグリーン色がポイントになって影を引き立てています。

評：竹　内　　　正

●　書道・写真・その他の部　銀賞　　題名「高浜虚子の句」(書)

千代福祉会　書道クラブ　滝澤　加奈子　作

講評
画用紙だろうか硬い筆でひっかくように進む中で“きしみ”や“ゆがみ”がおもしろい効果を生み出しています。構成にも新鮮さが…。本文の行のだんだん上り、不安定になるところを名前の大きさでバランス良く納めました。傑作です。

評：加　納　鳴　鳳

●　 書道・写真・その他の部　 銅賞 　　題名「星」(書道)

千代福祉会　書道クラブ　内野　一巳　作

講評
普段使わない篆書という古い書体をうまく表現しています。中にある三つの“日”がそれぞれ形を変え、それらを結ぶ線、特に縦線の充実感、さわやかで美しい作品です。

評：加　納　鳴　鳳